戦前には土人形を焼く家が数軒あったと言われていましたが、戦火で土型をなくしたのか現在では市内の一軒のみとなってしまいました。
土人形が作られた江戸末期頃、富山は加賀百万石藩の支藩であり、藩の経済政策のひとつとして土人形が奨励され、藩主の前田家が菅原道真を遠祖とする関係から「天神像」が大小作られました。
他にも宝船や金太郎など様々な種類がありますが、小型のもが多く作られているのが特徴と言われています。
人形ミュージアムでは、富山県八尾市で毎年9月1日から3日にかけて行われている「おわら風の盆」をモチーフにした土人形が展示されています。